印刷操作だけでPDF作成や結合、パスワード暗号化が行える無料の仮想プリンターツールです
印刷操作だけでPDF作成や結合、パスワード暗号化が行える無料の仮想プリンターツールです
票 (22票)
プログラムライセンス 無料
開発者/メーカー EXP Systems LLC
バージョン 2.5.2
次のOSで利用可能 Windows
票
(22票)
開発者/メーカー
EXP Systems LLC
次のOSで利用可能
Windows
プログラムライセンス
無料
バージョン
2.5.2
PDF reDirectは、Windowsの印刷機能と連携してPDF形式のファイルを作成できるフリーソフトです。ブラウザーやワープロ、画像編集ソフトなど、印刷できるアプリならほぼそのままPDF化できるので、日常的に文書や画像、WebページをPDFにまとめたい人向けのツールと言えます。
印刷操作に近い感覚でPDFを作成
PDF reDirectを使うと、通常のプリンタを選ぶ代わりに「PDF reDirect v2」という仮想プリンターを指定するだけでPDF作成に進めます。印刷ジョブが送られるとPDF reDirectの画面が開き、画質の調整や保存先の指定などを行える仕組みです。
メイン画面では作成されるPDFのプレビューが表示されるため、改ページやレイアウトの崩れを事前に確認できます。印刷前に仕上がりを目でチェックできるので、資料配布用のPDFを作るときにも安心感があります。
ファイル結合やフォント埋め込みなどの機能
単にPDFを1つずつ作るだけでなく、複数のファイルを一つにまとめる機能も備えています。複数のPDFを「マージリスト」に追加し、順番を並べ替えてまとめて保存することで、一冊の資料のように統合されたPDFを作成できます。分割されたレポートや章ごとのファイルを一つにしたい場合に便利です。
さらに、PDFへのフォント埋め込みに対応しており、文書で使用しているフォントをファイル内に含める設定も可能です。また、PDFの変換エンジンを切り替えられるオプションも用意されており、用途に合わせて変換方法を選べます。こうした細かい設定を求めるユーザーにも配慮された作りです。
パスワード暗号化と有料版での拡張
セキュリティ面では、作成するPDFにパスワードを設定し、暗号化できる点が特徴です。閲覧制限をかけたい資料や、第三者に内容を見られたくないファイルを扱うときに役立ちます。
さらに、上位版であるPDF reDirect Professional v2では、PDFの内容をコピー&ペーストできないように保護したり、別のファイルを添付するといった、より踏み込んだ保護・管理機能が追加されています。無料版で物足りなくなった場合に、用途に応じて検討できる構成になっています。
日本語対応とインターフェース
初期状態ではメニュー表示が英語になっていますが、設定でインターフェースを日本語表記に切り替えられます。英語表記だと戸惑うユーザーでも、日本語化すればメニュー内容が把握しやすくなり、機能を見つけやすくなります。
操作体系自体は印刷機能と連動したシンプルな構造で、印刷ダイアログから仮想プリンタを選び、仕上がりを確認して保存するという流れが中心です。複雑な編集画面に慣れていない人でも、比較的短時間で扱いに慣れられるでしょう。
編集機能が不要な人に向いた設計
PDF reDirectは、PDFそのものを編集する機能は備えていません。注釈を追加したり、ハイライトを引いたりといった作業は行えず、あくまで「PDFの作成」と「結合」「暗号化」に特化したソフトです。
そのため、PDF内で細かな編集や書き込みを行いたい場合は、別途PDF編集ソフトやビューアーを併用する必要があります。一方で、「既存の文書をPDFに変換できれば十分」「いくつかのPDFを1本にまとめて配布したい」といった用途には、機能が絞られている分わかりやすく扱いやすい構成と言えます。
総合評価
PDF reDirectは、Windowsの印刷機能と連携して、日常的な文書や画像、WebページをPDFに変換する作業を簡潔にこなせる無料ソフトです。プレビュー表示や複数ファイルの結合、フォント埋め込み、変換エンジンの切り替えといった機能も備えており、基本的なPDF作成には十分な内容です。
一方で、注釈やハイライトといった編集機能は搭載されていないため、PDFファイルの「作成」と「保護」に軸足を置いたソフトとして評価するのが適切です。印刷ベースでPDFを量産したい人や、無料でパスワード付きPDFを作りたいユーザーには、試す価値のある一本です。
高評価
- Windowsの印刷機能から簡単な操作でPDFを作成できる
- 複数のPDFをマージリストでまとめて一つのファイルに結合できる
- PDFのプレビュー表示でレイアウトの崩れを事前に確認できる
- パスワードによるPDFの暗号化に対応している
- メニュー表示を日本語に切り替え可能で、日本語環境でも使いやすい
- フォント埋め込みや変換エンジン切り替えなど、細かな設定項目がある
低評価
- PDF内に注釈やハイライトを追加するといった編集機能が搭載されていない
- 無料版ではコピー禁止設定やファイル添付など、一部の保護機能が利用できない
- 初期状態のインターフェースが英語表示のため、日本語化するまでやや分かりにくい